ラグドールのしつけはどうしたら?ラグドールの性格や性格に合ったしつけの方法、問題行動への対応について解説
販売中のラグドール
ラグドールはふわふわとした毛と青い瞳が魅力的な猫です。これからラグドールを家族に迎えたいと思っている方にとって気になることの1つに、しつけの問題がありますよね。この記事ではラグドールの性格からその性格に合ったしつけの方法、問題行動への対応について解説していきます。
ラグドールはどんな性格?
しつけを始める前に、ラグドールがどんな性格をした猫なのか知っておくと良いでしょう。ラグドールの性格は以下のように言われています。
穏やかで人懐っこい性格
ラグドールは「ぬいぐるみ」が名前の由来になっているように非常に穏やかで、人懐っこい性格をしています。ラグドールは抱っこされるとぬいぐるみのようにリラックスすることで知られており、家族に対して特に愛情を求めてくれる猫種です。飼い主さんとのふれあいをとても大切にするため、一緒にいる時間を楽しむことができるでしょう。
適応力が高く社交的
ラグドールは新しい環境や人に対しても驚くほどよく適応します。その高い適応力と社交性から、ラグドールは飼いやすい猫種と言えるでしょう。初めて訪れる場所でも、恐怖心よりも好奇心を示すことが多く、新しい人々や環境にも比較的早く慣れることができます。
知らない人がおうちに来ても、他のペットがいても、ラグドールは安定した社交性で積極的に関わる姿を見せてくれるでしょう。
しつけの基本
ここからは具体的に猫のしつけをするときのポイントをお伝えしていきます。ラグドールのみならず、すべてのペットにおいて、しつけをするときは以下の基本をしっかりと押さえておきましょう。
愛情をもって接する
猫のしつけでは、まず何よりも愛情をもって接することがとても大切です。特にラグドールはとても感情豊かで、飼い主さんの気持ちを敏感に感じ取る猫種です。愛情を込めて接することで、猫は安心感を感じ、飼い主さんへの信頼関係が深まります。この信頼関係がしつけの基礎となり、猫が望ましい行動を学ぶ上での大きな助けになります。日々の生活の中で、優しく話しかけたり、なでたりすることで、猫との絆を強くしていきましょう。
ごほうびを使ったポジティブなしつけ
ごほうびを使ったポジティブなしつけは、猫に新しい行動を楽しく学ばせるのに効果的です。この方法では、猫が望ましい行動をしたときに、おやつや遊びなどのごほうびでをうまく活用しながら褒めることで、その行動を強化できます。たとえばトイレで用を足すことができた時や、爪とぎを正しい場所で行うことができた時に、すぐにごほうびをあげましょう。特にラグドールは賢いので、どの行動がごほうびをもらえるのかすぐに学びます。怒ることなく、ポジティブな反応で学習させることが、ストレスフリーで幸せなしつけを行う鍵です。
ラグドールの性格に合ったしつけのやり方
ではラグドールの穏やかで賢い性格に合ったしつけのやり方はどんなやり方でしょうか。以下で、はじめてのしつけとして教えたい「トイレ」「爪とぎ」に関して解説していきます。
トイレトレーニング
ラグドールは新しい環境にも比較的早く適応することができる猫種です。トイレトレーニングを始める際には、この適応力を信じて、穏やかに導いてあげましょう。
トイレの場所を一貫して示してあげて、ラグドールがトイレの場所を覚えるまで根気強くリードしてください。最初はトイレの使い方を理解するまで少し時間がかかるかもしれませんが、成功したときには温かい声で褒めて、ポジティブな反応をみせてあげましょう。ラグドールの穏やかな性格を考慮して、焦らず、優しくトレーニングを進めていくことが鍵となります。
爪とぎのしつけ
ラグドールは穏やかで優しい性格ですが、爪とぎは猫の本能的な行動ですので、適切な場所で爪とぎしてくれるようにうまく誘導することが重要です。家具への爪とぎを防ぐために、ラグドールが気軽にアクセスできる場所に爪とぎを設置してください。
初めて爪とぎを使う時には、そっと爪とぎの場所へ導き、使い方を示してあげましょう。爪とぎを使った後には、その行動を大いに褒めてあげてください。ラグドールは飼い主さんから肯定的な反応を得ることで、爪とぎを正しい行動と学習します。優しく、辛抱強く、ラグドールのペースに合わせて進めていくことが、しつけを成功させるコツです。
問題行動とその対応
穏やかなラグドールと言っても、ときには飼い主さんを困らせてしまう行動をとってしまうこともあります。ここからは起こりやすい問題行動と飼い主さんがすべき対応について解説していきます。
トイレ以外の場所での排泄
環境に慣れるまでは、トイレ以外の場所でおしっこやうんちをしてしまうことがあります。
原因
ストレス、トイレの場所や環境に問題がある、または健康上の理由が考えられます。
対応
トイレトレーニングを見直し、ラグドールがトイレを快適に使えるようにしましょう。トイレの数を増やしたり、家の異なる場所に設置したりすることも一つの手です。また砂の種類を変えたり、トイレをフード付きからオープンタイプへ変えるなどトイレの種類を変えてみることで、問題が解決する場合もあります。
それでも排泄の問題が続く場合は、獣医さんと相談して専門家のアドバイスを求めるのも良いでしょう。
不適切な場所での爪とぎ
場所を覚えていないうちは、家具や壁などでの爪とぎ行動をしてしまう場合があります。
原因
爪とぎは猫の本能的な行動ですが、不適切な場所での爪とぎは、ストレスや退屈、適切な爪とぎ場所が不足しているなどが原因であることが多いです。
対応
適切な爪とぎ場所を提供しましょう。今使用している爪とぎ場所が愛猫のお好みではない可能性がありますので、新しい爪とぎボードやポールを複数設置し、猫が好みそうな場所に置くことが大切です。家具に爪とぎをしないよう、不快な素材を使ったカバーや猫が嫌がるスプレーを使用する方法もあります。
また定期的に爪のお手入れをして、爪とぎの必要性を減らすことも有効です。爪とぎを正しい場所で行ったときは、たっぷり褒めてその行動を強化しましょう。
攻撃的な行動
飼い主さんや他のペットを威嚇したり、引っ掻いたり噛み付いたりしてしまう場合があります。
原因
ラグドールが攻撃的な行動を見せる場合、恐怖や不安、もしくは遊びがエスカレートした結果であることが考えられます。このような行動を見せた時には、猫を落ち着かせ、安心させるためのスペースを提供してください。無理に触れたり、追いかけたりしないことが重要です。
対応
攻撃的な行動を減らすためには、定期的に飼い主さんとの遊び時間を設けてエネルギーを適切に発散させることが効果的です。また、興奮させてしまうと猫が攻撃的になってしまう可能性がありますので、ストレスが少ない環境を整えてあげることも大切です。
問題行動が続く場合は、獣医さんに相談し、適切なアドバイスをもらいましょう。
まとめ
ラグドールは穏やかで人懐っこい性格をしており、新しい環境や飼い主さん以外の人間にもよく適応します。しつけにおいては愛情を持って接し、ごほうびを使ったポジティブな方法が効果的です。ラグドールにみられる問題行動としては、トイレ以外での排泄、不適切な場所での爪とぎ、攻撃的な行動があります。これらの行動はストレスや環境の変化、健康問題から来ることが多く、対応としては、トイレ環境の見直し、適切な爪とぎ場所の提供、遊びを通じたストレス発散が挙げられます。ラグドールの性格を理解し、根気よく優しくしつけることが大切です。
犬の家&猫の里 編集部
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